トランプ前大統領の演説中に銃撃したトーマスマシュークルックスは何者なのでしょうか。
事件発生直後は、中国人というデマ情報が流れましたが、徐々にトーマスマシュークルックス容疑者の人物像が明らかになってきました。
人物像や動機について調査しました。
トーマスマシュークルックスのwikiプロフィール
- 名前 Thomas matthew crooks(トーマス・マシュー・クルックス)
- 生年月日 2003年9月20日
- 年齢 20歳(没年)
- 性別 男性
- 出身地 ペンシルベニア州ベセルパーク
- 支持政党 共和党
- 犯罪歴 なし
トーマスマシュークルックスの学歴・経歴
2022年にベテルパーク高校を卒業しています。
高校の成績は、表彰を受けるほど優秀だったといいます。
こちらは卒業式で卒業証書を受け取るトーマスマシュークルックス容疑者です。
バイデン大統領が就任した日、17歳で民主党系組織に15ドル(日本円で約2300円)を寄付しています。
その後18歳になると、共和党員として有権者登録をしていたと言われています。
トーマスマシュークルックスは中国人というデマが流れたのはなぜ?
暗殺未遂事件発生直後、容疑者について中国人ではないかという情報が流れました。
情報の出所は、「ニューヨーク・ポスト」の情報です。
日本語訳はこちら。
トランプ銃撃犯の身元は、ペンシルベニア州ベセルパーク在住の20歳の「トーマス・マシュー・クルックス」と名付けられた。
この情報は、数時間前に銃撃犯を「中国人男性」と誤って特定したニューヨーク・ポストからのものである。
しかし、これは誤報であることがわかりました。
中国の反応は?
当初、容疑者が中国人男性であると特定された中国の反応はどうだったのでしょうか。
速やかに、お見舞いの意を表明したと明かされていますが、アメリカの政界からは非難の声が上がったといいます。
中国外務省の報道官は14日、談話を発表し、トランプ前米大統領の銃撃事件を受け、習近平国家主席がトランプ氏にお見舞いの意を表明したと明らかにした。「中国は事件を注視している」とした。
引用元:東京新聞
その理由は、銃撃されたトランプ氏が右耳を押さえて苦痛の表情を浮かべたなどといった表現で、事件の詳細を報じたことのようです。
筆者の見解
中国メディアは、アメリカ側から非難されてしまいましたが、単に事件の報じ方に問題があっただけではないでしょう。
新型コロナウィルスが世界的大流行する以前は、トランプ氏と習近平主席の関係は良好でした。
しかし新型コロナ以降、その関係は悪化していました。
トランプ氏は、「かつて彼(習主席)とは本当に良好な関係だったのに、もう長い間話をしていない」と明かしており、
新型コロナの打撃は貿易摩擦の影響の比ではないとし、「死者や世界的なロックダウン(都市封鎖)など、不名誉なことだ」と中国を批判していました。
このような経緯があって、今回のお見舞いの表明に対して、アメリカ政界から批判の対象になってしまったと考えます。
トーマスマシュークルックスはLGBTなのか?
トーマスマシュークルックスはLGBTではと思っている人もいるようです。
これは憶測ですが、LGBTと噂されてい理由は、トランプ氏が、反LGBTとして知られているからという可能性が考えられます。
過去の大統領選挙の際、「連邦最高裁判所の米国全州における同性婚合憲判決は見直す必要がある」といった発言をしてLGBTのカップル達を不安にさせました。
しかし、選挙間近の演説では手の平を返すように、レインボーフラッグを掲げ、LGBT擁護をアピールしており、一貫性のない言動に当事者の方達にとっては余計不信感を持ってしまったともいえます。
このような理由から、トーマスマシュークルックス容疑者はLGBTではないかと言われていると考えられます。
トーマスマシュークルックスが暗殺未遂事件を起こした動機は?
トーマスマシュークルックス容疑者の犯行動機はまだわかっていません。
これからFBI捜査によって明らかになるかもしれません。
既に容疑者本人は射殺されていますが、自宅には犯行に至った背景がわかる物証も残っていそうですね。
トーマスマシュークルックスはなぜ140m離れた距離からトランプ氏の耳を撃ち抜くことが出来たのか?
トーマスマシュークルックス容疑者が銃撃した場所からトランプ氏の講演台までは140mほど離れていました。
そこで筆者は、ヒットマンでもない素人がそんなに離れた距離から標的を狙えるのかと疑問を持ちました。
今回銃撃に使われたライフルは、AR15型の半自動小銃1丁と公表されています。
AR15型はこのような特徴があります。
- アメリカで広く出回っている銃
- 殺傷能力が高い
- 射程距離はおよそ400m
- 銃乱射事件で使用されてきた
- 安価で手に入る
- 扱いやすい
扱いやすいという特徴について、具体的な例がネットで取り上げられていました。
7発連続で撃ち、的には当たらなかったものの大きくは外れなかった。確かにAR15型の扱いやすさは予想通りで、練習すれば的に当たって爽快なのかもしれない。
引用元:あなたの静岡新聞
この情報によると、素人でも練習すればそれ程扱いが難しいという銃ではなさそうです。
そのため、アメリカでは様々な銃乱射事件で、AR15型が使用されてきた歴史があることがわかりました。
トーマスマシュークルックス容疑者がどんな人物だったのか、新しい情報が入り次第追記いたします。