世界選手権の女子やり投げ金メダリストの北口榛花選手が世間で話題の人になっています。
女子ではオリンピック・世界選手権を通じてマラソン以外で初の快挙ということで、注目が集まっています。
今回は、北口選手の出身高校や高校時代のやり投げの成績やエピソードについて調査しました。
北口榛花の出身高校は?
北口選手の出身高校は、『北海道旭川東高等学校』です。
旭川東高校は、旭川市ににある男女共学、全日制と定時制の普通科がある公立(道立)高校で、「旭東」「東高」などと呼ばれます。
最寄りの駅からは徒歩15分ほどで、自転車やバスを利用して通うのが一般的です。
偏差値は「66」とかなり高く、旭川市内で最もレベルが高いです。
北口選手はスポーツ推薦ではなく一般受験で合格しているようで、学力も高かったということがわかります。
北口榛花の高校時代のやり投げの成績は?
北口選手は高校入学後に陸上部にスカウトされて、やりなげを始めました。
そのわずか2ヶ月後に北海道大会で優勝。
高校1年生の秋からは陸上部でのやり投げに専念しており、高校2年生のインターハイでは全国優勝をしました。
さらに日本ユース選手権と国体の3冠を達成しています。
そして、高校3年の時に世界ユース選手権(現U18世界陸上)で金メダル、インターハイ2連覇、そして58m90の高校記録樹立と、輝かしい成績を収めています!
- 2013年(高校1年生) 北海道大会優勝
- 2014年(高校2年生)インターハイ優勝・日本ユース選手権優勝・国民体育大会優勝3冠達成
- 2015年(高校3年生) インターハイ優勝・世界ユース選手権優勝・国民体育大会優勝・日本ジュニア陸上競技選手権大会優勝(大会新・日本高校新)
北口榛花の高校時代のエピソードまとめ!
バドミントンと水泳もすごかった!
北口選手が水泳を始めたのは3歳の時でした。
そして小学生からはバドミントンも並行して始め、全国小学校バドミントン選手権大会で団体優勝を飾りました。
中学時代は、バドミントン部に所属してスイミングスクールに通う2足のわらじでした。
北口選手は幼い頃から「どんな形でもいいからオリンピックに行きたい」という夢があり、オリンピックと言えば競泳の北島康介さんが真っ先に思い浮かび、目標にしていたそうです。
そのため高校生になり陸上部に入っても、しばらくは陸上と競泳を両立していました。
もし陸上に出会っていなければ、競泳でオリンピックに出場していたかもしれないですね。
やり投げを始めたきっかけは?
高校入学後に陸上部の松橋昌巳先生に、「やり投げは投げる競技だけどスマッシュに近いよ」とスカウトされて、水泳との掛け持ちを条件に陸上部に入部をしました。
当初はやり投げをやることに迷いがあったようですが、現在では松橋先生に感謝しているといいます。
松橋先生に出会わなかったら、やり投は始めていませんでした。巡り合わせに感謝しています。進学校だったので、強豪校のような環境でのトレーニングではありませんでしたが、練習で走ったりリレーに出たり、偏った練習にならなかったこともよかった思います
やり投げは最初はなかなかやりを投げられなかったり、やりが地面に刺さらないそうですが、北口選手は最初から地面にやりが刺さったそうです。
やり投げを始めて、2ヶ月で北海道大会で優勝しているということが納得できますね。
友人や先生の評判は?
幼稚園から一緒で高校まで北口選手と同じ学校で、高校では北口選手を陸上部に誘い、3年間一緒に陸上に励んだ同級生はこう語ります。
「小学校の体育祭のボール投げでもすごかったですね。距離はわかりませんが次元が違いました。でも短距離では、小4のときに私が一度だけ勝ったことがあるんです。リレーの選手を決めるためにタイムを測った時でした。榛花はバドミントンや水泳の全国大会で活躍していたので、私はその榛花に勝ててうれしかったですね。でも榛花は『私は全力を出していないから』と、負けず嫌いな面を当時から見せていました(笑)」
引用元:TBS NEWS DIG
また、陸上の顧問で北口選手をスカウトした松橋先生はこのように語っています。
高校時代の北口の競技成績は神がかっている、と松橋先生は感じていた。「自分がここでこうしたい、こういう記録を狙いたい、何を狙いたい、というときに北口は100%やってみせてくれた。もしかしたら100%以上だったかもしれません。例えば高校2年生の春に53m台(53m08)をいきなり投げたのですが、これは日本選手権の標準記録でした。私は日本選手権に出ようなんて思っていなかったのに、本人はちゃんと調べているんですよ。それで53mを狙って、53mを投げている。高3は砲丸投でも日本選手権に出たのですが、それも春先の試合で日本選手権の標準記録を狙って出しているんですよね。高校記録も高校最後の大会で、それも最終投てきで出しました。人間業ではないと思えることを、高校時代はことごとくやってきているんです」
引用元:TBS NEWS DIG
友人は幼い頃から北口選手の突出した身体能力に気付いていたのですね。
先生も北口選手の才能に惚れ込んでいることがよくわかります。
英語を習得!
北口選手は、英語が流暢に話せるといいます。
英語が習得できた理由は、北口選手は高校時代から世界大会やユースに出場していたため、世界を飛び回っていました。
そのため必然的に英語を学び、習得していったようです。
2015年 17歳頃のX(旧:Twitter)では、英語について意欲的に勉強をしている様子がわかる投稿が多数ありました。
今では流暢に話せる英語ですが、少しずつ自分のものにしていったようですね。
まとめ
今回は北口選手の出身高校と高校時代のやり投げの成績やエピソードについて調査しました。
やり投げだけでなく、英語など学習面も意欲的に取り組んでいた北口選手が想像できますね。
北口選手は2024年のパリ五輪代表に内定していますので活躍に期待です!