大阪府八尾市の小学校で遠足中にお茶を買うことを学校側に認められず熱中症になったという報道がありました。
熱中症で救急搬送されたのは、小学校1年生の女子児童。
八尾市の小学校とはどこだったのか、なぜお茶購入を認めなかったのか調査しました。
【特定】八尾市熱中症事故の小学校はどこ?
今回の熱中症問題が発生した小学校は、八尾市立用和小学校ということがわかりました。
八尾市の令和4年教育委員会定例会議事録に熱中症に関する記載がありました。
報道でも令和4年5月に発生した熱中症事故であることが発表されているので、時期が合っていますね。
八尾市の小学校で発生した熱中症事故
今回の熱中症事故はこのような経緯で発生しました。
うちの子は他の子に比べて体が小さく体調が心配なので、娘が体調不良を訴えたら自分が迎えに行きます。水筒が空になったら娘にお茶を買わせてください。
母親が子供の体調を心配するのは当然です。
しかし、学校側は当日、「お金はだめです。残念です。」とお茶を買わせず、女児が「ママを呼んでください」と伝えても対応しなかったというのです。
その後、女児は29度近い高熱を出して救急搬送され熱中症と診断。
もっと早く対処していればこのようなことにはならなかったでしょう。
八尾市の小学校はなぜお茶購入を認めなかった?
八尾市の小学校側はお茶購入を認めなかったことをこのように説明しています。
しかし、女児から「お茶を買わせてください」と認められず、めまいを覚えて「ママ呼んでください」と伝えても聞き入れなかったと言います。
そして、高熱があると体調の変化に気づいたのは、下校の際に迎えに行った母親でした。
女児側が、安全配慮義務を怠り多大な苦痛が生じたと訴えることになったのも納得できます。
なぜ命を守るためのお金を学校関係で使ってはいけないのか、なぜ幼い子供の訴えが無視されてしまうのか、今後しっかり検討して改善していただきたいですね。
しかも近年気候変動で、5月でも初夏のような夏日になることもあります。
毎年熱中症で搬送される人が増えており、最悪命を落とす場合もあります。
熱中症に対して、より警戒する姿勢が必要ですね。