2024年09月02日、山口組元一和会若頭の後藤組組長だった後藤(本名・宮本)栄治指名手配犯が長崎県諫早市で逮捕されました。
逮捕容疑は名誉毀損の疑いです。
後藤栄治容疑者については、山一抗争の発端となった「竹中組長襲撃事件」の容疑者として指名手配されており注目が集まっています。
後藤栄治の指名手配容疑は竹中組長暗殺事件
後藤栄治容疑者とは、1985年、竹中正久・4代目組長ら3人を射殺した疑いで指名手配されていた人物です。
しかしすでに時効は成立しているということです。
事件の発端となったのは、山口組と対立して分裂した一和会系組員らが、反旗を翻したことからです。
事件の場所は大阪府吹田市の愛人が住むマンションで、待ち伏せていた一和会二代目山広組系組員に銃撃されました。
竹中組長は銃弾3発を受けたものの、自力で愛車のベンツに乗り込み、運転手の組員に大阪市南区の南組事務所に向かわせます。
竹中組長らの乗った車は組事務所へ到着し、そこから救急車で大阪警察病院に搬送されました。
竹中組長は9時間にも渡る手術を受けたものの、翌日死亡しました。
そして、後藤栄治容疑者は姿をくらまし現在まで指名手配犯として逃亡を続けていたようです。
後藤栄治の襲撃事件後に山一抗争が勃発
後藤栄治容疑者が、竹中組長らを襲撃して殺害した後、山口組と一和会の抗争(山一抗争)が激化しました。
1987年までに警察官や市民も含む多くの死傷者を出したことは有名です。
そのような歴史的な事件の発端となった容疑者が逮捕されたことで、今後事件の全容や新たな真相が語られるかもしれません。
なぜなら今回の逮捕にあたり、捜査関係者は「今後、事件について任意で事情を聞くことはできる」と話しているからです。
後藤栄治の顔画像と生い立ちは?
後藤栄治容疑者の顔画像はこちらです。
1985年に指名手配犯となった当時の顔画像であり、2024年現在は75歳となっています。
後藤栄治容疑者の生い立ちについては、現在調査しています。
▽後藤栄治容疑者が中傷文書配布による名誉毀損の罪で逮捕されました。被害者とされる元松浦市議・谷口一星さんの報道については、こちらでまとめています。