11歳6か月の史上最年少記録でプロ入りし、女流本因坊を単独最多の通算9期獲得している囲碁棋士の藤沢里菜さん。
祖父も父も妹もプロ棋士という囲碁一家で、幼い日を支えた母がどんな人なのか気になる人も増えていますよね。
今回は、藤沢里菜さんの母は何者なのかに加えて、父親や3歳上の兄との兄弟関係、異母妹の藤澤ななみさんまで調査しました。
藤沢里菜の母親は誰?
藤沢里菜さんの母親は、えり子さんという名前で報じられている女性です。
プロ棋士ではなく、職業や年齢などは公表されていません。
ただ母親も囲碁が好きで、里菜さんが盤に向かう姿を見てプロに向いていると感じたそうです。
そこで7歳のとき、プロを目指す子が集まる新宿の洪道場へ通わせました。
里菜さんは「気づいたら母に導かれていました」とインタビューでふり返っています。
私が通いやすいよう道場近くに引っ越しをするなど、環境づくりを始め、母はいろいろサポートをしてくれました。
引用元: KUMON now
道場から帰った後も詰碁の練習相手になり、碁盤の前で娘が寝てしまうまで付き合っていたそうです。
父の一就八段とは離婚していて、里菜さんは母のもとで育ちました。
離婚して女手一つで育てていたえり子さんは、働きながら送り迎えをし、夕食の弁当を作って届けた。
引用元: AERA dot.
現在も一人暮らしの里菜さんに料理を作って送ることがあるそうで、「母には感謝しかありません」と語っています。
家族関係を整理すると、三代にわたってプロ棋士が並ぶ形になります。
| 関係 | 人物 |
| 祖父・師匠 | 藤沢秀行名誉棋聖(2009年死去) |
| 父 | 藤澤一就八段(日本棋院東京本院) |
| 母 | えり子さん(職業は非公表) |
| 兄 | 3歳上・名前は非公表 |
| 異母妹 | 藤澤ななみ初段(関西棋院) |
| 夫 | 横塚力七段 |
母だけが唯一、囲碁の世界の外から一家を支えてきた人ということになりますね。
盤の上の記録の裏に、送り迎えと弁当の日々があったというのは印象的なエピソードです。
藤沢里菜の父親は藤澤一就八段
藤沢里菜さんの父親は、日本棋院東京本院所属の藤澤一就八段です。
1964年8月12日生まれの東京都出身で、1981年に16歳で入段しました。
2000年からは新宿こども囲碁教室を主宰し、3000人以上の子どもを指導してきた指導者でもあります。
門下からは多くのプロ棋士が誕生していて、囲碁界では育成の名手として知られる存在ですね。
ただ、里菜さんの師匠は父ではなく祖父です。
父も囲碁教室を開いていましたが、実子に教えるのは難しいと考え、里菜さんは洪道場に通うことになりました。
自分の教室ではなく外に預けるという判断が、最年少プロ入りにつながったのかもしれませんね。
藤沢里菜の兄弟は?3歳上の兄
藤沢里菜さんの兄弟は、3歳上の兄と、父の再婚相手との間に生まれた異母妹の2人です。
囲碁を始めたきっかけも、その兄でした。
6歳のころ、兄がパソコンでネット碁を打つ姿を後ろから見ていて「私もやりたい」と言ったのが最初だったそうです。
小学校に上がってからは、兄とペアで全国大会にも出場しています。
| 年 | 小・中学校囲碁団体戦全国大会 |
| 2005年8月 | 小学1年で兄とともに出場し優勝 |
| 2006年7月 | 小学2年で2連覇 |
| 2007年7月 | 小学3年で3連覇 |
碁を覚えて1年目での全国優勝から、3年続けて頂点に立った形です。
兄はその後プロ棋士としては活動しておらず、名前や職業も公表されていません。
きっかけをつくった兄の存在は大きかったようですね。
藤沢里菜の妹・藤澤ななみと母
藤沢里菜さんの妹は、関西棋院所属の藤澤ななみ初段です。
2008年11月6日生まれの東京都出身で、2026年1月1日付でプロ入りしました。
父の一就八段が師匠を務めていて、藤沢家では初めて関西棋院に所属した棋士になります。
里菜さんとは父が同じで母が違う異母姉妹という関係です。
そのため、ななみさんの母は里菜さんの母とは別の人になりますが、名前や職業は公表されていません。
関西棋院のプロフィールでは、ななみさんの家族構成は父・母・姉・兄と紹介されています。
囲碁を始めたきっかけを「兄がやっていたから」と答えているところは、里菜さんと同じですね。
妹の経歴や学歴については、藤澤ななみさんのwikiプロフィールの記事で詳しくまとめています。
同じ父を師に持つ姉妹が、東京と関西でそれぞれ活躍していくのが楽しみですね。
藤沢里菜の祖父は藤沢秀行
藤沢里菜さんの祖父は、昭和の囲碁界を代表する藤沢秀行名誉棋聖です。
里菜さんの師匠でもありますが、2009年に亡くなっていて、二人が公式に対局したことは一度もありません。
秀行名誉棋聖は病床で周囲の棋士たちに「里菜をよろしくな」と頼んでいたそうで、里菜さんはそれを後から知ったと語っています。
祖父の棋譜は通っていた洪道場にも多く残されていて、そこから強さを学んだそうです。
孫が女流最高位を何度も守っている姿は、祖父にとっても誇らしいものでしょうね。
祖父については、妹・藤澤ななみさんの学歴をまとめた記事でも紹介しています。
まとめ
今回は、藤沢里菜さんの母は何者なのかと、父親や3歳上の兄との兄弟関係、異母妹の藤澤ななみさんについて調査しました。
- 藤沢里菜さんの母はえり子さんという名前で報じられた女性で、プロ棋士ではなく職業などは公表されていません。
- 母は囲碁好きで、里菜さんを洪道場へ通わせ、道場の近くへ引っ越して送り迎えや弁当作りで支えてきました。
- 父親は日本棋院東京本院の藤澤一就八段で、新宿こども囲碁教室を主宰し多くのプロ棋士を育ててきた指導者です。
- 兄弟は3歳上の兄と異母妹の2人で、囲碁を始めたきっかけは兄。兄と組んで全国大会を3連覇しています。
- 妹は関西棋院の藤澤ななみ初段で、父が同じで母が違う異母姉妹。ななみさんの母についても公表されていません。
- 祖父で師匠の藤沢秀行名誉棋聖は2009年に亡くなり、対局の機会はありませんでした。
囲碁一家の系譜と、その外から支えた母の存在が重なって今の記録があるのだと感じますね。
姉妹そろっての活躍を、これからも見守っていきたいです。

