“女流落語の歴史を変える?”と噂されている蝶花楼桃花さん!
落語の世界ではまだまだ女性は少なく男性社会で、「女性落語家なんて・・・」と軽んじる観客の方もいらっしゃいます。
しかし、磨き上げた話芸で唸らせ、たちまちファンにさせてしまうほどの実力の持ち主!
そんな蝶花楼桃花さんがどんな方なのか、学歴や経歴、また家族構成などなど詳しくご紹介していきたいと思います!
蝶花楼桃花のwikiプロフ!
さて、まずは蝶花楼桃花さんがどんな人なのか、簡単にプロフィール紹介をしていきたいと思います。
- 芸名 : 蝶花楼 桃花(ちょうかろう ももか)
- 本名 : 高橋 由佳(たかはし ゆか)
- 生年月日 : 1981年5月13日
- 星座 : おうし座
- 血液型 : AB型
- 身長 : 150㎝
- 出身地 : 東京都恵比寿
- 好きな芸能人 : 中村 倫也
- 所属事務所 : 東宝芸能
- 師匠 : 春風亭小朝
- 出囃子(※) : 仙桃
※出囃子とは寄席芸能人や、お笑い芸能人が舞台に上がる際に演奏される音楽
蝶花楼桃花さんの出囃子である『仙桃』は師匠である春風亭小朝さんが作曲した曲だそうです。
また、蝶花楼桃花の襲名披露の時
私がお客様の方を向いたら師匠が襲名披露の口上の途中で詰まったんですね。またなにかのネタでもやっているのかと思って、ぱっと見たら涙が出てて、その瞬間私の涙腺が崩壊して、師弟2人で号泣するっていう異例の口上になってしまいました。
引用元:文化放送
というようなエピソードもあり、蝶花楼桃花さんと春風亭小朝さんは本当に良い師弟関係なんでしょうね!
蝶花楼桃花の学歴は?
さて、そんな蝶花楼桃花さんの学歴はというと
- 小学校 : 不明
- 中学校 : 渋谷区鉢山中学校
- 高校 : 実践学園高校
- 専門学校 : 尚美ミュージックカレッジ(ミュージカル学科)
蝶花楼桃花の小中学校時代
小学校と中学校は地元の公立校を出ておられるそうです。
小学校は不明ですが、
- 渋谷区立猿楽小学校
- 渋谷区立常盤松小学校
- 渋谷区立長谷戸小学校
の3校ではないかと言われています。
蝶花楼桃花の高校時代
その後、東京都中野区にある私立校実践学園高校に進学されています。
偏差値は58~62なので、蝶花楼桃花さんはそこそこお勉強もできたのではないでしょうか。
また、部活も活発に行われており校則も厳しいとされていますが、メイクをしている子やカラーをしている子は一定数いるようです。
蝶花楼桃花さんは、高校時代が人生で一番ケバイ時期だったそうです(笑)
パーマをかけて登校して呼び出しをされたこともあるらしいのですが、「朝起きたらこうなっていました。」と言い訳したそうです。
他にも校則でアルバイトが禁止だったそうなのですが、牛丼屋の洗い場でバイトをしていたのが見つかり、先生がバイト先まできて「なんで皿洗いをしているんだ!」と問いただされたことがあるそうです。
その時、「食い逃げで捕まりまして・・・。」と言い訳すると、「それなら仕方ない。」と見逃してもらえたそうです(笑)
ユーモアたっぷりの言い訳に先生もついつい見逃してしまったのかもしれませんね。
蝶花楼桃花の専門学校時代
蝶花楼桃花さんは大学には進学せずに尚美ミュージックカレッジのミュージカル科に進学されています。
尚美ミュージックカレッジのパンフレットの『活躍するSYOBI卒業生』に掲載されているそうです。
蝶花楼桃花さんは実は、幼い頃から落語家になりたかったわけではなかったようです。
幼稚園の時に見たミュージカルに感動し、「ミュージカル女優になるんだ」と言ってきた。友達がジャニーズを追いかける中、私は宝塚に憧れてお小遣いをためて劇場に足を運び、新体操やクラシックバレエを習い、一生懸命に取り組んだ。
いざ宝塚音楽学校を受験する年齢になった時、身長制限(当時)があることを初めて知り、断念した経験がある。ミュージカルの専門学校に進み、数多くオーディションを受けた。
引用元:山陽中央新報デジタル
この頃は違う夢だったとしても、真っすぐ突き進む姿勢は初めから持っていらっしゃったのですね。
ではどうして蝶花楼桃花さんは落語家の道に進まれたのでしょう?
蝶花楼桃花の経歴は?
蝶花楼桃花さんは専門学校在住中に自分はどんな表現をやっていこうかと悩んでいたそうです。
その時、自分は自国の文化を全く知らないと気付いて、卒業後に伝統芸能も学べる劇団『座 』の研修生になりました。
そこで、講師として来ていた落語家・鈴々舎馬桜さんの講義で落語に出会ったとか・・・。
落語は一枚の座布団の上で話すだけの究極にシンプルな話芸にも関わらず、人間国宝の方がいたり、新作落語をしている方がいたりなど、芸の幅がとても広いことに強く心を打たれたんです。
人生どこでどんな出会いがあるかわかりませんね。
そこから、蝶花楼桃花さんの 落語家への道が始まりました。
蝶花楼桃花 入門!
蝶花楼桃花さんは2006年11月に春風亭小朝さんのもとに弟子入りしました。
当時、女性の落語家は数人しかいなかったので女性を育ててくれる師匠かどうかはすごく重要な要素だったとか・・・。
そして、自分が一生その人についていけるかも重要で、その2つの要素を兼ね備えていたのが春風亭小朝さんだったそうです。
小朝さんはすごく先進的な考えかたを持っていて、華のある芸にも強く憧れてこの人しかいないと思ったそうです。
断られる覚悟で独演会の休憩時間を狙って会いに行ったそうです。そして少し話して、次の日からいきなり落語家人生が始まったそうです。
蝶花楼桃花 ”春風亭ぽっぽ” 時代
入門翌日から蝶花楼桃花さんは”春風亭ぽっぽ”として前座見習いとなりました。
着物の畳方やお茶の出し方を学んだり、師匠のかばん持ちや身の回りことをしながら、落語家の作法やマナーを身に着けていきました。
見習いのうちは楽屋に入ることは許されていないそうです。
そして、2007年6月前座となりました。
前座になると、楽屋に入れるようになり、楽屋の整理などをしながら寄席の高座に上がり進行の補助をしたりします。
蝶花楼桃花さんも「メイクもせずに、365日寄席の運営をお手伝いしました。」とおっしゃっていました。
また、短編の落語を演じられるようになります。
”ぽっぽ”の由来は、入門日が11月11日でその日が第一次世界大戦休戦日だったので平和の象徴であるハトから”ぽっぽ”となったそうです。
蝶花楼桃花 ”春風亭ぴっかり☆” 時代
2011年11月11日に二つ目に昇進し、”春風亭ぴっかり☆”に改名されました。
二つ目に昇進すると、雑用から解放されて一人前の落語家となります。自前の紋付の着物を着て高座に上がり、羽織も着れるようになります。そして、自分で仕事を探したりしながら自立していきます。
”ぴっかり☆”の由来は、二つ目昇進日の11月1日が『灯台記念日』だったので、灯台のイメージから”ぴっかり☆”となったそうです。
蝶花楼桃花 襲名!
2022年3月21日真打に昇進し、”蝶花楼桃花”に改名されました。
真打になると弟子を取ることができたり、寄席でトリ(寄席の最後の出番)を取ることができるようになります。
そして、これが落語家の最高位です。
『蝶花楼』は江戸時代からの亭号なのですが、2019年の7代目蝶花楼馬楽さんが無くなって以来途絶えていたので、蝶花楼を復活させるため
また、春風亭小朝さんが姓名判断もしたうえで決めたそうです。
蝶花楼桃花 功績
蝶花楼桃花さんのこれまでのご活躍はというと
2012年11月 NHK新人演芸対象(落語部門)決勝進出
2016年11月 NHK新人落語大賞決勝進出
2020年11月 NHK新人落語大賞決勝進出
2021年10月 第38回 浅草芸能大賞 新人賞受賞
他にも、10日間連続独演会、全国ツアー 海外公演など若手としては異例ずくめ!
2022年3月には寄席史上初となる、全員演者が女性だけという定席興行『桃組』を大成功させました。
蝶花楼桃花さんの目標は、『「女性芸人だけの興行」が特別なことではなくなること』だそうです。
その後も2022年9月4日、長寿番組である「笑点」で休養中である6代目三遊亭円楽さんの代理として番組史上初の女性落語家として活躍されました。
そして、落語だけでなく多数のラジオ番組のパーソナリティ、女優として明治座「ふるあめりかに袖はぬらさじ」(主演・大地真央)など舞台公演、沖縄国際映画祭出品作品「耳かきランデブー」(主演)など映画にも出演されマルチに活躍されています。
これだけの功績を残された蝶花楼桃花さん、「女流落語の歴史を変える」と噂されるのも納得です!
蝶花楼桃花 AKB48の夢破れたり
実は蝶花楼桃花さんは落語家になる前の2005年(当時24歳)のときにAKB48の第一期オーディションを受けたそうです。
応募条件が10代とのことだったので、大胆にも7歳もサバよんだそうです(笑)
そして7924人中、最終選考の45人まで残ったとか・・・
しかしながら、秋元康さんにサバ読んでいることがばれてしまい落選してしまったそうです。
さすが秋元康さん!
さらに、2014年期間限定大人(30歳以上)AKBオーディションにも参加されています。
この時も最終選考まで残っていましたが残念ながら落選・・・。
この時、ブログにて
『「第一期」と「大人」。AKBを “二度落ちた女” 春風亭ぴっかり☆を、今後ともよろしくお願いします。』
とコメントされていました(笑)(今は削除されています。)
そんな蝶花楼桃花さん、どんな家族構成なの気になりますよね!?
蝶花楼桃花の家族構成のまとめ!
蝶花楼桃花さんの家族構成はというと
さらに詳しく紹介していきます。
蝶花楼桃花の父親は?
蝶花楼桃花さんのお父様は一般の方のため詳細はわかりませんでした。
ただ、蝶花楼桃花さんお父様は生命保険会社にお勤めされているそうです。
そして、自分がやりたいことをやるタイプの人なので、蝶花楼桃花さんが「やりたい」と言ったことに対して反対されたことがないそうです。
蝶花楼桃花の母親は?
蝶花楼桃花さんのお母様も一般の方のため詳細はわかりませんでした。
ただ、誕生日や母の日に一緒にお祝いしたりプレゼントしたりと仲良し親子であることには間違いありません。
ちなみに誕生日は6月2日で、高橋家はみんな猫好きだそうですよ!
蝶花楼桃花のご兄弟は?
蝶花楼桃花さんには妹さんと弟さんがいらっしゃるそうですが、残念ながら一般の方のため公開はされていません。
特に弟さんの情報はほとんどありませんでした。
妹さんのことは「しょれさん」と呼んでいるそうです。(特に意味はないとか・・・)
そして、妹さんにはお子様がいろそうで蝶花楼桃花さんは甥っ子君たちにメロメロです。
最近も
マクドナルド
ハッピーセット学生時代、おまけのオモチャ目当てによく食べてたなぁ〜先日までのおまけが
との投稿が・・・無事にコンプリートされたそうです。
まとめ
ミュージカルや舞台女優を夢見ていた蝶花楼桃花さんですが、落語に出会ったのは宿命だったのではないかと思えるぐらいの功績を収めていらっしゃる蝶花楼桃花さん。
やりたいと思ったことに真っすぐ突き進むその生き方がとてもカッコいいです。
真打に昇進され、これからますますご活躍が楽しみです。